湘南発!社労士みやざきブログ

元【20代社労士の開業奮闘記】。 2006年、28歳で開業した社会保険労務士です。 労務関連分野や仕事のこと、日常のことなどを綴っています。

タグ:年金

 
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さて、インターネットで自分の年金加入記録等を閲覧できる、「ねんきんネット」に新機能が追加されました。

その名も持ち主不明記録検索

内容の説明が要らないくらい、その名の通りの機能です。

年金記録問題で未だ不明となっている記録が、約2,200万件あります。
約5,095万件あった不明記録のうち、約2,837万件は解決したようですが、まだ半分近く残っていることとなります。

その解決の一助としての新機能の追加ということでしょう。

この機能では、氏名や生年月日などの検索条件を入力することで、持ち主不明の記録の中に一致する記録があるかどうかを検索することができるようになっています。

もちろん、年金事務所や年金相談センターなどに足を運んで細かく調べてもらうのがいいのでしょうが、時間が取れない方や、近くにそれらがない方には便利な機能ですね。

この検索で紐付けされる記録が見つかった場合には、その内容を印刷等し、年金事務所へ持っていくことで記録回復をしてもらうという流れです。

詳細は、下記年金機構サイトをご参照ください。
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=970

私も ねんきんネットに登録しているので、その新機能を覗いてみました。
使い勝手には少々疑問はありますが、、、ないよりマシというところかもしれませんね。

検索するには、氏名、フリガナ、生年月日、性別をすべて入力しなければならないこととなっています。
つまり、それらが全て合致したものが抽出されるということです。
それだけ合致されるデータだったら、すでに見つかっているような、、、なんて穿った見方をしてしまう自分がいます。

「フリガナが一字違いで登録されていた」とか
「性別が違っていた」とか
「生年月日が誤っていた」なんて感じで不明データになっていることも少なくないものです。

これらに関しては、偶然が重ならなければ再現できないので、抽出は難しいでしょう。

また、ねんきんネットに登録している方は、少なくとも自分の年金に関心を持っている人。
よって、自分の記録に不明点があるようであれば、すでに相談していることが多い。
つまり、明確なデータがあるのであれば、すでに取得しているケースが大半なんじゃないかなぁ、なんてこれまた穿った見方ですかね・・・。

ただ、前述したように、無いよりマシであって、これで浮かばれるケースも皆無ではないでしょうから、この新機能の追加は意味のあるものではありますね。
今後、自分のデータが行方不明になる可能性もゼロではないですしね。


さて、このねんきんネット。
昨年、登録者が100万人を超えたそうです。
2010年2月のシステム公開から約1年半。
サイトには「100万件突破!」なんて書いてありましたが、、、率直な印象としては、少ないなぁと思ってしまいましたが、そんなもんなのでしょうね。

せっかくのシステムなので、もっと利用者が増えるといいな、とも思います。

自分の年金記録をいつでも確認できますし、現時点での年金試算も見られる。
免除や未納があれば、どこまで追納できるかもわかりますし、追納した場合の効果もわかる。

預金管理や資産管理同様、年金管理も個人個人で大切なものだと思います。

ぜひぜひ利用して欲しいものです。
登録も簡単。
下記URLから申し込むことができます。
http://www.nenkin.go.jp/n/www/n_net/

「ちょっとした興味」だけで登録しても損はないと思いますよ。
使い勝手や機能もどんどん改善されていくでしょう。

あ、私は回し者でも何でもありませんよ。
単にみんなに使って欲しい、知って欲しいと思っただけです。



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さて、最近、また年金関係の話題がメディアを賑わせています。

以前のような、消えた年金問題や未納問題ではなく、制度を変えようとする動きです。
政府の試算が甘く、このままだと財源が足りなくなる可能性があり、その財源を満たすために、いわゆる「改悪案」中心に多く出されています。
本来は、もっと抜本的な改革するという話だったのですが、それらの話はどこへ行ってしまったのか・・・。
どうやら「小手先の改悪」を繰り返す結果となってしまいそうです。

主なものを挙げてみましょう。

1.制度全般

仝生年金と共済年金の一元化


民間企業が加入する「厚生年金」と公務員が加入する「共済年金」を一元化しようとする動きです。
元々は、これに国民年金を含め、すべてを一元化しようという話でしたが、制度設計が違いすぎる国民年金は難しいのでしょう。
共済年金を厚生年金側に吸収する形になるのでしょうが、それにより、保険料や年金額等がどのように変わるのか、具体的な試算が見えてこないですね。


2.厚生年金保険

’金支給開始年齢の引上げ


ここ最近で、急に浮上してきた「改悪」の代表ですね。
数パターンがシミュレーションされていますが、最も代表的なパターンは「段階的に68歳まで引上げ」というものです。
現在、段階的に65歳まで引き上げている途中でのこの案には、反発は必至でしょう。
そもそもその制度設計はなんだったのか、、、なんて”そもそも論”も出てきそう。

また、年金支給開始年齢までの雇用確保が確実に必要ですが、なかなか明るくならない経済状況の中、企業への負担ばかりが増大することは避けなければなりません。
ただ単に「68歳まで雇用できるようにしなさい!」なんて法律を創った日には・・・。
強攻策で小手先の制度を進めてしまえば、歪みが生じるのは目に見えていますしね。
十分な検討が必要でしょうね。
 

∧欷盈曽絽造琉上げ

こちらも急浮上した「改悪案」でしょう。
現行の厚生年金保険料の等級上限を、健康保険のものと合わせようというものです。
最高等級に該当する人は、保険料は単純にほぼ倍で 約10万円から約20万円となります。
これを会社と従業員が折半負担します。

なんだか「高い給与(報酬)を貰っている人から取る」という考えに基づいていそうですが、本来はそう単純なものではないはずです。

また、驚いたことに、保険料は上げても、将来の給付額が比例して増えるというわけではないようです。
そんな案、、、乱暴すぎる気がするのですが・・・。


J欷渦弾要件改定(パート等)

小泉政権時代から出ていた話ですが、現行の加入基準である勤務時間水準を「30h/週」から「20h/週」へ引き下げ、加入者を増やそうという狙いです。
雇用保険の加入基準とあわせるという理由もありますね。

第三号被保険者を減らそうという狙いも込められているのでしょう。

こちらも、当然のことながら、企業の保険料負担も増えます。
特に、小売業、サービス業等のパートさんを多く活用している企業では、インパクトが非常に大きく、反発が続いていますね。


ぢ荵姐翦鑛欷閏塋の保険料徴収

一般的に会社員の妻(夫)で専業主婦(夫)等は、保険料負担無く、国民年金へ加入しています。
ここに不公平感が生まれているため、その分の費用徴収をしようという案です。

いろいろな意見はあるでしょうが、個人的な感想としては「賛成」です。
これまで挙げてきた改革に先行して、まずやるべきことなのではないかな?と思います。


60歳台前半の在職老齢年金の仕組みの改定(10/26追記)

これは年金受給者にとって有利な改定案です。
現在、年金を受給しながら働く人は、一定の基準を超えると、年金の全部または一部が支給停止されてしまいます。
つまり、せっかく年金をもらえる年齢になっても、働いていると貰い損ねてしまうというイメージを持ってしまう制度があるのです。
そのため、「年金をもらえなくなるなら働きたくない!」という人が少なからず発生しています。
それを改善するため、厳しい基準となっている60歳台前半の労働者に対する「在職老齢年金」制度を、60歳台後半のものと統一しようというのです。
現在の基準では、年金と給与を合わせて月額46万円を超えなければ、支給停止がされないこととなります。



と、大きなところではこのような感じでしょうか。

こうやって制度の一部をチョコチョコと変えていくと、本来の目的だった「抜本的改革」をやるときに邪魔にならないのでしょうか?という疑問も浮かんできますが。

この先、どのように話が進んでいくのか、と目が離せない話題です。


ただ、第三号被保険者問題以上にやらなければいけないことがあります。
厚生年金未加入事業所を加入させる方策だったり、国民年金の未納問題だったり。
これらを放って、他の改悪を進めることは許されないでしょうね。


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さて、毎年誕生月に送られてくることになっている「ねんきん定期便」が、2012年度からハガキに変更される予定です。

今までは A4サイズの大きな封書で送られていましたが、それがハガキに変更されることによって、コスト削減になりますね。
約15億円の郵送コスト削減を見込んでいるそうです。

しかし、今までの封書からハガキになることによって、情報量が激減することは想像に難しくありません。

そこで登場するのが、当ブログでもご紹介したことのある「ねんきんネット」です。
詳細内容は、このねんきんネットへ任せようという目論みですね。
ハガキを年1回送ることにより、「そろそろ詳細確認してくださいね〜。」という促しにするつもりなのでしょう。

ただし、節目年齢と位置づけられている、35歳、45歳、58歳については、今までどおり、封書で送られるようです。

ネットが普及したからと言っても、ネットを利用しない人もいるので、重要な年齢、節目の年齢では紙ベースで案内することは大切ですね。


さて、ねんきんネットは以前ご紹介したとおり、ねんきん定期便にて案内される内容とほぼ同じです。
今後はもっと拡充されていく予定です。

ぜひぜひ、ご自分の加入記録をリアルタイムに、また気付いたときに確認できるよう、登録しておくことをオススメします。
IDも1〜2週間で届きますし、IDを無くさないように年金手帳に貼り付けておけばOKでしょう。

自分の大切な記録は自分でしっかりチェックすることが肝要です。
そうすれば、ねんきんが支給されるときになって「あれ?おかしいぞ??でも、昔の記憶(記録)だから曖昧だな・・・」なんてことにはなりません。
国がやってることではあっても、自分で守るべきなんでしょうね・・・。



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