今日から6月ですね!
これから梅雨の季節になり、ジメジメジトジトとなりますが、心はカラッと元気に参りましょう

5月の1ヶ月は、3〜4月と比べれば比較的落ち着いた月ではありました。
事業を行う上で、「落ち着きた月」があっていいのかどうかは甚だ疑問ではありますが、その分、労働保険年度更新や社会保険算定手続きの準備をしっかりできたり、またお客様へのフォローなどができた月でした。

また、なぜかクリニックからのお引き合いが、いくつも立て続けにあり、今月も何件かお会いする予定となっています。
お仕事に繋がる繋がらないは別ですし、ほとんどがスポットでのお話ですが、いろいろな方にお会いする機会をいただけるのは嬉しいことです。
そして、今回のクリニック関係に限らず、同じ業種からのお引き合いが重なることが非常に多く、面白いものだなぁ、とつくづく思います。
同じ業種が立て続けにあると、こちらもその業種の現場的問題等に触れ、知識や知恵の充足に役立つので、その面でも嬉しいですね。


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さて、先日、外で昼食を食べたときのこと。
そのお店のトイレにアルバイト募集の張り紙がありました。
神奈川県は藤沢市にあるお店です。
koukoku_20120601

これを見て、すぐに「あらら・・・」と思ってしまいました。
違法になっちゃいますね、このままだと。

と、アルバイト募集の張り紙を見て、そんなことを考えてしまうのは、やはり職業病でしょうね。

指摘すべき箇所は2点。

1点は軽く(って言っちゃいけないかな!?)、もう1点はすぐにでも対応すべきものです。

まず1点目。
募集の年齢制限です。
「18〜45歳」と書かれていますが、「雇用対策法」で原則として募集に年齢制限をかけることは禁じられています。
詳しくは下記URLのサイトをご参照いただければわかりやすいと思います。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2007/08/tp0831-1.html
(厚生労働省ホームページ)

定年年齢に関わるものだったり、長期的なキャリア形成を目的としていたり、組織の年齢配分の問題だったり、はたまた法令で制限される職業だったり、とそんな理由が、募集の際の年齢制限には必要になってきます。

が、これに違反しても罰則はなく、行政から指導や勧告が行われることとなるものです。
何か年齢制限に関して大きな問題があれば、民事上の争いというものあるにはあるでしょうけどね。

今回のアルバイト募集で「18〜45歳」と書いていても、きっと厳密なものではなく、「動きのいい人」的な意味合いで書かれたのでしょう。
50歳の人が応募してきても面接するでしょうし、魅力的な人であれば採用されると考えるのが自然でしょう。
そんな理由で、先ほど「1点は軽く」なんて書いてしまいました。
もちろん、募集要項に記載すること自体がよろしくないのは確かですけどね。


そして2点目。
こちらは、すぐにでも対応しないといけません。
時給欄です。
850円はいいのですが、「研修期間820円」という部分ですね。

給与は会社が自由に設定してもいいものではありますが、法律で最低額が決められています。
最低賃金法」というものです。
あまりにも低い額だと労働者の生活を確保できないため、法律で最低限度を定めているんです。
この最低賃金は都道府県ごとに定められていて、今回のアルバイト募集をしているお店は前述したとおり神奈川県のお店。
現在時点(2012年6月)の最低賃金額は「836円」です。
よって、「820円」とすると、16円不足しており違法です。
最低賃金法に違反すると罰則があり、「50万円以下の罰金」が適用される可能性があります。
また、今まで不足していた時給額も支払わなければなりません。
つまり、この例ですと、「16円×労働時間」です。
従業員が多い場合、そして、長い時間働いていた場合、一気にかなりの額を支払わなければならない可能性が出てきてしまいます。

「今すぐにでも対応すべき」と書いたのはこのためです。

最低賃金は、パートタイマー、アルバイト、臨時、嘱託など雇用形態に関係なく、働くすべての労働者に適用されます。
もちろん、試用期間中であっても同様です。
(一定の労働者で行政の許可を得た場合の特例はありますが、今回の話には関係しないので割愛します。

最低賃金に関して、まだ周知されきっていないのは否めない事実です。
特に小さな店舗等で「パート、アルバイトは関係ないでしょ?」と勘違いされている場合も少なくありません。
今回のお店は、少なくない数の全国展開をしている自然食チェーン店ですが、きっとフランチャイズ化していて、管理・運用は店舗任せなのでしょうね。

事業を行う、人を雇うとなると、多くの法律や制限が周りを囲います。
ただ、そのすべてを知り、すべてを管理・運用することは難しいですし、とても骨の折れるものでしょう。
そのために私達のような専門家がいるわけで、事業運営のお手伝いをさせていただいている次第です。

まぁ、今回の募集の張り紙をみて「違法になっちゃってる。」と思っても、お店の人に「あの〜、違法なんですけど〜。」なんて声をかけるほど世間知らずではないですが。
せいぜい、「あぁ、またそんなところを気にしてしまうなんて、職業病もいいところだ。。。」と心の中で自分に対してトホホな気分になる程度。

でも、法違反になっていれば早めに知っていただきたいと思うのも事実です。
行政から指摘されたり、従業員から指摘されたりして、問題となることは避けたいところですからね。

その想いのバランスも難しいところです。

あれ?
なんだか、久しぶりに社会保険労務士っぽいことを書いた気がします。



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