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さて、日曜日の朝刊に興味深い広告が載っていました。
それは、日本医師会が出した1面広告


 「今、日本の産婦人科・産科の半分は、

  お産を受け入れられない、という事実があります。」



地域の産科が次々と閉鎖に追い込まれていて、将来50万人の「お産難民」が発生する可能性がある、とのこと。

また、小児科医も減少していて、夜間に救急で病院へ行っても、小児科医がいないという事態が全国で発生しているようです。


そういえば、漫画のブラックジャックによろしく(現、「新ブラックジャックによろしく」)でも、この小児科の現状を取り上げている回がありました。
小児科は忙しい割には利益が上がらず赤字になり、小児科医になりたがる医者がいない、とかなんとか。
そこには、非常に生々しい現状が書かれているわけで。


確かに、医者もボランティアではなく、商売ではあります。
存続していくためには、経営効率を考えるのも必要でしょう。
しかし、そこには収益にかかわらず求められるものがありますよね。
もちろん、質が伴わない医者や病院が増えてしまっては困るのですが。

国が少子化対策と言って、子供を産みやすくするためのいろいろな制度を構築していますが、産んだ後、病気になっても診せる病院が少ないという現状、どういう対策をしてくれるのでしょうか?

ましてや、産むための施設も減っているわけで…。


これに関連する話なのですが、先日、「小児科医の自殺を労災認定」という記事を目にしました。

「過労や医師不足でうつ」と認められたようです。

労働基準監督署では、「労災として認められない」という処分が出ていたのですが、東京地裁の判決で逆転したそうで。

裁判長は「宿直が多く睡眠不足だった上、全国的に小児科医が不足している状況下で医師二人が退職を表明。医師補充がうまくいかず、人間関係も悪化した。管理職として心理的負荷がかかり、遅くとも自殺の約 2カ月前にはうつ病になっていた。自殺と業務には因果関係がある。」と判断した、とのこと。


ブラックジャックによろしくで取り上げられていた話に通じますね。
この漫画、かなり現実に踏み込んだもので、毎回、最新刊を楽しみに読んでしまいます。
この漫画と「頭文字D」だけは、今でも買ってしまう漫画です。


と、ちょっと話がズレそうになってきましたね。

医療の現場は、現状、かなり深刻のようです。
これこそ国が取り組まなければいけないことかもしれませんね

この由々しき現状を打破し、本当の意味での少子化対策、安心して子育てができる環境創りを講じてくれることを期待します。



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