今日はこれから、社労士の藤沢支部会で行われる新年初の支部会&賀詞交換会へ行ってまいります。

いつもの支部会以上に大勢の方がいらっしゃると思うので少々緊張します。


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さて、厚生労働省は、厚生年金の適用をパートへ拡大した場合には、健康保険も併せて適用範囲を広げる考えを示しました。
事業主の事務負担が重くなるだけでなく、健康保険組合の財政に影響を与えてしまうため、ということです。

このブログでも、以前厚生年金の適用拡大と健康保険の加入基準に対する矛盾について触れました。

−−−参 考−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2006.11.29−社会保険の加入基準がややこしくなりそうな…。
2006.11.28−どうなる!?パートタイム労働者の社会保険適用
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もしも、厚生年金だけ適用範囲が拡大してしまったら、事務負担が増えてしまうな、と思っていたところでした。

加入基準をどこまで合わせるのかという詳細については、社会保障審議会年金部会で今後議論していくようです。


しかし、それ以前に、パートタイム労働者への厚生年金適用拡大自体がどのように転ぶかが問題ですよね。

当然だとは思いますが、経済団体や業界団体からは批判・反対の嵐ですからね。
「事業主負担が増えると雇用が失われる恐れがある」
「パートの大半は拡大を望んでいない」など。


以前、私のお客様に社会保険加入基準を説明したところ、パートさんも含めすべての従業員の社会保険加入を進めている素晴らしい会社があります。

しかし、なかなか事はスムーズには運びません。

というのも、会社は事業主負担を了承し、パートさん全員に加入義務を説明し、加入を促しているのですが、多くのパートさんは社会保険へ加入することを拒否しています。
中には「無理やり加入させるのだったら辞める」という考えの方もいらっしゃる…。

現状、扶養の範囲の所得で働いていて、ご主人の扶養として社会保険に加入しているので、保険料を負担してまで自分が独立して加入したくはない、という意見が多数。

確かに、少ない給料から負担の大きい社会保険料が取られてしまうと、かなりの痛手ということは理解できます。


現場はこんな現状なんですよね。
パートタイム労働者への適用拡大制度を導入しようとするならば、経済団体や業界団体を説得することも必要でしょうが、個々のパートさん達の考え方を変えるような方法を考えないと難しいかもしれませんね。



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